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京都の町家で着物所作・日本舞踊研修レポート!【株式会社和える様】

京都の町家で着物所作・日本舞踊研修レポート!【株式会社和える様】

2022年3月17日(木)株式会社和える(以下、和える)にて、着物所作研修とお稽古体験を実施しました。この記事ではその様子をレポートします。

和えるは「先人の智慧と現代の感性を和えることで、伝統を次世代につなぐ」をコンセプトに、日本の伝統文化の魅力を伝えています。伝統産業の職人とともにオリジナル商品を生み出す”0歳からの伝統ブランドaeru”を始め、近年では伝統産業品の元となる原材料を育む“aeru satoyama”事業、子どもから大人まで、豊かな感性を育む教育事業“aeru school”など多角的に事業を展開されています。

今回、和えるの創業11周年の節目に、研修の機会をいただきました。同じ伝統をつなぐ私たちとしても、ぜひ日本舞踊について知っていただきたい、また研修場所となった京都の「aeru gojo」は、築100年以上の町家であり、畳の上での接客も多いとのことから、所作研修も含めた総合的な内容をご提案しました

研修内容(全4時間)

1.日本舞踊講座 日本舞踊とは?江戸の歌舞伎舞踊と上方の地歌舞の違いは?プチ花街講座付き
2.着付け講座 着付け体験。ポイント指導付き(作り帯)
3.日本舞踊鑑賞 講師による地歌「昔話」「四季の花」を鑑賞
4.所作講座 立つ・座る・歩くの基本動作をやってみよう!
5.お稽古体験 地歌「四季の花」をお稽古してみよう!
6.質疑応答 着物のこと、日本舞踊のこと、なんでも聞いてください!

1.日本舞踊講座

まずは日本舞踊講座です。日本舞踊とは?江戸の歌舞伎舞踊と上方の地歌舞の違いは?等をお話ししました。宮川町の芸妓さん出身の講師・梅昭野(うめあや)さんのプチ花街講座も。

2.着付け講座

続いて着付け講座。今回は本格的なお太鼓ではなく、作り帯で着付けを行いました。

作り帯とは・・・簡易に着付けができるように工夫された帯。胴の部分とお太鼓部分が分かれている「二部式」や、分かれていないタイプなどもある)

参加者からは、

「作り帯なら楽!」

「持っている帯を一つ作り帯にしようかな」

などの感想がありました。

 

帯以外にも、着付けのポイントを説明しながら着付けを行いました。

今回は、普段着ていらっしゃるお洋服の上から着付けを行っています。

着付けというと、「着替える場所がない」「肌襦袢やステテコなど揃えるのが面倒」という方もいらっしゃると思います。しかし、動きやすい服装やワンピースの上からでも着物は着ることができます。

「まずは着付けを体験してみたい」「一から完璧でなくていいので、着物を着られるようになりたい」という方はこのような形の研修も可能です。もちろん、本格的なお太鼓結び講座も対応しています。

3.日本舞踊鑑賞

講師による日本舞踊の実演を行いました。地歌「昔話」と「四季の花」です。

地歌(じうた)とは・・・日本舞踊の中でも特に京都・大阪で発達したものを地歌舞(地唄舞、上方舞)と呼びます。

「四季の花」は日本舞踊らしい美しい舞ですが、「昔話」は、さるかに合戦と舌切り雀を合わせた内容になっており、語り部のおばあさんや、物語の中のいろいろな動物も登場。コミカルな内容です。

さるかに合戦の「かに」

「舞に入ると、先生の雰囲気が全然変わって、『ここにないものを演じている』ということが表情から伝わってきました」

「日本舞踊の振付は抽象度が高いものも多いですが、高い抽象性は日本の伝統文化に共通する要素だと思います。日本人の精神性の表れかもしれませんね」

「女性が舞っていても、思った以上に男性らしい動きがあったり、日本舞踊のイメージが変わりました」

などの感想をいただきました。

ここでちょっと休憩!

京都の老舗菓子店「鍵善良房」さんの生菓子をいただきました。

4.所作講座

着物を着た状態で、立つ・座る・歩くの基本動作を練習しました。特に、腰を入れて歩くのは難しいのですが、何度も行ううちに、みなさん徐々にコツを掴まれたようです

和えるのみなさんは、お茶のお稽古もされているので、お茶の動きとの違いなどにも、ご興味を持たれたようでした。

5.お稽古体験

いよいよお稽古体験です。実演で見た「四季の花」という曲を練習します。少しずつ振りを覚えます。

お扇子の使い方も。

きれいな形をつくってキープするのは意外と難しいです。

最後に音楽に合わせて、講師と一緒に通して終了。

短い時間でしたが、きれいな形になりました!

和えるのみなさま、おつかれさまでした!

 

俺の日本舞踊では、ホテル、旅館、飲食店などお着物でお仕事をされる事業者様向けに、着付け研修、着物所作研修、日本舞踊体験など各種研修を実施しております。

研修はニーズに合わせてカスタマイズが可能。接客業のみなさまには、より実務的で本格的な所作研修を行う、基本が出来ている方には、日本舞踊のお稽古を通して、より高度な所作を習得するプランなどもございます。

詳しくはこちらの記事にまとめております。

【旅館・ホテル】着物の接客に自信をつけませんか? 日本舞踊家が教える、美しく実用的な接客・所作講座

ご興味のある方は、お気軽にお問合せくださいませ。

本日のお客様:株式会社和える

先人の智慧と現代の感性を和えることで、伝統を次世代につなぐ」をコンセプトに、伝統文化の魅力を伝えられています。”0歳からの伝統ブランドaeru”を始め、近年では伝統産業の職人とともにオリジナル商品を生み出す”0歳からの伝統ブランドaeru”を始め、近年では伝統産業品の元となる原材料を育む“aeru satoyama”事業、子どもから大人まで、豊かな感性を育む教育事業“aeru school”など多角的に事業を展開されています。詳しくは公式HPをご覧下さい。

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講師:楳茂都 梅昭野(うめもと うめあや)

日本舞踊協会会員。楳茂都流師範。テンプル大学日本校 学士課程修了後、京都 宮川町にて芸妓となり約10年を過ごす。引退後、上方舞『楳茂都流』にて舞稽古を再開。平成27年2月より青少年育成団体として東山青少年活動センターにて上方舞体験教室をスタート。ホテルスタッフ着物所作指導実績多数。文化庁、日本舞踊協会主催 各流派合同新春舞踊大会出場など。

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