伝統の所作をビジネスに活かす!第一回「体幹と重心移動」を開催しました
日本舞踊を通じて、日本の伝統的な所作を学び、ビジネスシーンに活かすことを目的とした研修を開講しています。全五回を通じて、所作を総合的に学ぶことを目的としています。
10/1と10/13に行われた、第一回目のレポートです。
伝統の所作をビジネスに活かす!
日本舞踊は江戸時代から続く伝統芸能で、2023年には国の重要無形文化財に指定されました。日本舞踊には日本人が何百年もかけて培ってきた身体技術の宝庫です。しかしながら、古典的なものであるがゆえに、なかなかその良さが伝わりにくいものでもあります。そして、それなりに興味があったとしても「じゃあ日本舞踊を習ってみよう」「日本舞踊を見に行こう」とはなかなかならないものです。
そこでこの講座を企画しました。日本舞踊のエッセンスを学ぶことを通じて、ビジネスや日常に活かせるものを身につけてもらおう、実用と文化をまとめて体感してもらおうというものです。
第一回のテーマは「体幹と重心移動」
講師の白鳥佑佳先生。
第一回のテーマは「体幹と重心移動」。
・礼儀作法、マナー、所作の違い
・体幹を物理的・身体的なものとしてではなく、意識でとらえること
・重心移動を組み合わせることによってよりスムーズに体が動かせること
などを、歩く・座る・立つ、左右に動く、などの動作を通じて体感していただきました。
*お写真は掲載許可をいただいた方のみ掲載しております。
「すり足」を使って、体幹をぶらさず歩く練習。
着物の所作ではないので、洋服での参加もOK。日本舞踊らしく、扇子を持って体を動かします。
夜の部には男性も参加。ゴルフの上達に役立ちそう、ということでご参加いただきました。
歩く・座る・立つ、扇子を掲げて歩く、といった、基礎的な動きが中心ですが、参加者の皆さんは汗ばむほど。体幹と重心を意識して動くと意外と有酸素運動になるんです。
最後には講師の演舞
最後には講師の演舞を見ていただきます。こんなに間近で日本舞踊が見られる機会だけでもかなり貴重です!
そして、自分で体を動かした後だからこそ、「体幹と重心移動」が日本舞踊という芸能にどのように生かされているか、観客の目にどのように映るのかを実感していただけたのではないかと思います。
講師の白鳥佑佳先生、参加者のみなさま、ありがとうございました!
来年2月まで毎月開催です。一回だけの参加もOK!
第2回は、「あなたの所作から「おもてなしの心」が伝わる(心と体の一致)」です。
所作を学ぶ上でのマインドセットを考えます。「おもてなし」という言葉を起点に、よく使う初対面の相手との名刺交換などの具体的な実践を通じて、所作を通じて心が相手にどのように伝わるかを体感します。
●知識編
・知っているようで知らない「おもてなし」とは?
・老舗旅館の進化
●実践編
・お辞儀(立礼・座礼)
・名刺の渡し方・頂き方
●講師による演舞
▶開講日:11日3日(金・祝) 13:00~14:30 です。お申込み、第3回目以降の詳細はこちらから。
*日本舞踊関係者の参加も可です。
今後のスケジュール(シリーズとなっていますが、一回だけの参加も歓迎です)
第2回:あなたの所作から「おもてなしの心」が伝わる(心と体の一致)*11日3日(金・祝) 13:00~14:30
第3回:「丹田」を意識するとすべてが変わっていく(日本人の内部意識)12月10日(日)13:00~14:30、 15日(金)19:00~20:30いずれかご都合の良い日にお越しください。
第4回:自然体の美しさの秘訣は「円の動き」と「指先」(日本の美意識)1月 14日(日)13:00~14:30
第5回:総集編「日本舞踊の所作をビジネスに活かす」2月18日(日)13:00~14:30