大和楽「あやめ」歌詞と解説
大和楽「あやめ」解説

あやめ、池、青柳、空に流れる雲といった絵画的な情景と、五月雨に濡れるあやめをモチーフに若き女性の濃紫の哀愁をなやましく描いた作品です。
作品情報
| 作曲者 作調者 |
宮川寿朗(清元栄寿郎) 堅田喜三久 |
| 作詞者 | 長田幹彦 |
| 初演情報 | 初演年月 昭和14年(1939年)頃 |
大和楽「あやめ」歌詞
五月雨に匂う菖蒲やあきつばた かけ渡したる八ツ橋に傘がくるくる蛇の目傘 ふるよ五月雨音も静かに 水嵩増して恋のせき つもる愁いの池の面 思い初めたるとりどりのうす紫に濃紫
渡る影さえおずおずと 水にかげろう八ツ橋の 八つの迷いの恋の辻 闇路ほのかに降る雨に 咲いて色増すあやめ草
さってもな 君が 庭に咲けばめでたや池の汀の青柳の 枝もなよなよ風誘う 恥ずかしながら袖と袖濡れてさしましょ もあい傘
胸の思いも晴れて逢う日の花あやめ 色も匂いも紫に 池の水面に雲は流れて 花は流れて ながれながれて波の間にまに風かおる
