着物の襟止めは高い?コスト10円で自作する方法
みなさん、襟止めはお持ちですか?

着物の前がはだけないようにするアレです。初めて見る方は、テキストでは説明しにくいのですが、着物が前で重なる部分の、前後の襟にこの襟止めを差し込むと、襟がはだけないで固定される、という便利グッズです。
日本舞踊、特に男には欠かせない襟止め
帯の位置が高い女性と違い、帯が低い男性は特に、はだけやすいんですよね。動きがある日本舞踊では特に、踊っている間に着崩れてきてしまいます。襟止めがあると着崩れが防げるのでとても便利です。
売ってるところが少ない
和装小物に分類されますが、そもそも和装小物を扱うお店が少ないですし、ネットで買うとそこまで高い商品じゃないけど送料もかかるし…数百円のものを買うために和装雑貨のある百貨店とかに行くのもちょっと…
肝心な時に見つからない襟止め
そしてとっても便利な襟止めですが、いつも肝心な時に見当たりません…(ちゃんと決まった場所に置いとかない自分が悪いのですが…)
襟止めを自作してみました
襟止めの構造は単純。金属の細い棒をS字型に曲げてあるだけ。じゃあ自分でも作れるんじゃない?ということでやってみました。
材料
ヘアピン
100円均一やドラッグストアで購入できます。女性ならご自宅にお持ちの方も多いと思います。
作り方
ヘアピンに指を当てて曲げます。だいたい1/2くらいがよいです。長さに偏りがあると襟の中に深く差し込めないので、外れやすくなってしまいます。曲げやすさからいっても1/2が力が入れやすく、作りやすいです。
そのまま一気に逆方向に曲げてS字型にします。さらに地面に押し当てたりして曲げグセをつけます。この時、尖ったところで怪我をしないようにくれぐれも注意してくださいね。

完成です。

本物と比較してどうでしょうか。
見た目がショボい?はい、おっしゃる通り見た目は良くないです。でも!機能は同じです。これで十分使えますよ。外側に折り返して曲げた部分は、あまり外に広がり過ぎていると外れやすくなります。写真くらい曲げてあれば経験上、まず外れません。ラジオペンチをお持ちの方は、それを使ってさらに形を整えても良いでしょう。
ヘアピン襟止めのメリット

- 手軽に、すぐ作れる
なんといっても手軽にすぐ作れてしまう点です。ものの30秒あれば作れます。機能も市販のものとほとんど変わりません。
- 安い
襟止めを市販で購入すると、600円〜2,000円以上します。今回紹介のシンプルなヘアピンは一本あたり10円程度です。その差なんと60倍以上!ケタ違いの安さです。
長襦袢、袷、両方に襟止めが欲しいけど2本買うと高いな…という方もこれなら大丈夫!
ヘアピン襟止めの注意点
ヘアピン襟止めの注意点もあります。
- 錆びているヘアピンを使わない
古いヘアピンがいつのまにか錆びていることってありませんか?そのまま使ってしまうと大切な着物に錆が移ってしまう可能性があります。注意して、錆びたヘアピンは使わないようにしましょう。また、本来曲がっていないところを曲げるのでそこの塗装が剥げやすいです。やはりこれも錆びの原因になりますので、使用前にチェックしましょう。
- 細いので怪我しないように注意
市販の襟止めよりヘアピンの方が、細い針金を使用しています。なので先端で怪我をしないように注意しましょう。気になる方は、玉付きヘアピンを使うと良いですね。より外れにくくもなります。
以上、襟止めを市販のヘアピンで自作する方法をご紹介しました。気になる方はぜひ試してみてくださいね。



