【着物を買う前に】ぶっちゃっけ着物はめんどくさい!【本音】

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着物に興味があって自分の着物を持ってみたいと思ってるけど、実際めんどくさいんじゃない?一度レンタル浴衣で出かけたことあるけど着方も覚えてないし、自分で買ってもめんどくさくて着なさそう!ぶっちゃけ着物ってとてつもなくめんどくさくないですか???

という人を想定しています。着物が好きな私目線の記事ですが、着物を買う前に読んでみて、やっぱり自分には向かないな、と思ったら買うのをいったん待ってもいいし、それでも興味あるなあという方はぜひ、一緒に着物のある生活を楽しみましょう。この記事では私自身、着物で「着物ってめんどくさい!」と感じたことを正直に書いています。

さて、私は着物が好きです。2014年から日本舞踊を始め、週に一回は着物を着る生活。週末には着物を着て夫婦で出かけることもあります。着物を着るとなんかしっくりくるというか、気分が良いのです。普段着、まではいきませんが、なるべく着物を着る機会を増やしたいなあと思う毎日です。でも、、、

数えてみましたらパッと思いついただけで12個も出てきました!

  • 着るのが面倒
  • 畳むのが面倒
  • 収納場所を取る
  • 着たい着物がすぐ探せない
  • 値段が高い
  • 肩がこる
  • 早く歩けない、走れない
  • トイレが面倒
  • 着崩れる
  • 雨の日に出かけにくい
  • クリーニング代が高い
  • 干すのに場所を取る

男性ですら、これですから女性はもっとでしょう。なにしろ、最初の「着るのが面倒」にしたって、着付けだけを習う教室があるくらいですから…

洋服万歳

正直、洋服万歳と思います。とともに、着物文化が廃れていった理由もわかります。洋服に比べて圧倒的に面倒で、機能性も低い。値段は安い。そりゃ廃れます。

着物を着てパーティーに行こう!?

それでも着物を着る理由があるとしたら「いい着物を着て見てもらいたい!」お金持ちの遊びになるわけで、世に出回る着物は高級路線。家内はとある着物屋で、どこに着物着ていけばいいんですか?と店員さんに聞いたら、「パーティーとかに着ていけばいいんですよ」と言われたそうです。一般人はパーティーとかまずないですから…

百貨店の呉服屋で心折られる

一般人には需要がないので大量生産は不可能で安い着物は作られず。普通の人が着物を買って見たいなーと百貨店で呉服屋を覗いても、帯だけで数万円〜ウン十万。びっくりして「着物は高いからムリ!」と記憶を上書きして思考停止。

着物業界は数が売れないからこういゅうしこうにせざるを得ず、ますます「普通の人」には手の届かないところへいってしまうという悪循環に陥っているように思えます。

着物警察からの「ありがたいご指摘」

少し前ですがこんなニュースもありました。

「着物警察」のせいで和装離れが加速、街中での警笛はもはやパワハラの域 | 週刊女性PRIME [シュージョプライム] | YOUのココロ刺激する

なんでも着物を着ていると着物を着ている先輩方が着方を指摘してくるというもの。ヤバいですよね…私ならビビってもう着物いいや、ってなりそうです。幸いこれまで着物警察のお世話になったことはないですが…

安く手に入れる方法もあるけどあまり知られていない

本当は安く着物を手に入れる方法はいくらでもあります。親戚のおじいちゃんおばあちゃんにからもらうとか、リサイクル着物屋を回るとか。ただまったくの初心者には精神的にハードルが高いと思われるかもしれません。面倒な諸々についてはある程度慣れるしかないと思いますが、慣れてしまえば楽になる、というのはあながち間違いでもなくて。私はときどき「やっぱ着物って面倒…」と思う時もありますが笑おおむね週末着物生活を楽しんでおります。

以下は私が思う着物がめんどくさいと思うポイントです。これから着物を買おうという人には逆効果?かもしれませんが、必ず通る道なので興味があったら読んでみてください。私はそれでも着物が好きで着てますし、世間にいる着物の人はみなこれを少なからず感じつつも着物を着てるので、まあ気にしない人は気にしない程度のこと、とも考えられます。

着物がめんどくさいと思う12のポイント

着るのが面倒

着物はパーツが多く着るのに時間がかかります。洋服なら下着、シャツ、パンツ、ズボン、ベルト、靴下くらい。1分で着れます。

着物は軽装の単衣でも、肌襦袢、長襦袢、単衣、腰紐×2、、帯、足袋と洋服よりパーツが多く、着るのに慣れても5分〜10分はかかります。女性は30分なんて結構ざらです。毎日着てる人はもう少し早いみたいですが。

畳むのが面倒

着物は一度床に広げて畳まないといけないので畳むのにも場所を取ります。大きいのでハンガーにかけて吊るしておく、ということも普通の家では難しいでしょう。

収納場所を取る

一般的には着物は畳んで、たとう紙に入れて引き出しにしまいます。これが場所を結構取ります。適当に通販サイトで調べた、たとう紙サイズです。

Mサイズ 約65×35cm (折り畳んだ時)
Lサイズ 約88×35cm (折り畳んだ時)

奥行きのある引き出しでないと入りません。

着たい着物がすぐ探せない

そしてたとう紙に入れて、引き出しに重ねてしまうので、着たい着物がすぐに探せません…たとう紙には小さな窓がついていて開かなくても中が確認できるのもあるのですが、それでも重なっているたとう紙を持ち上げて、窓を見る手間はあります。

値段が高い

そして、なんだかんだ洋服に比べると新品は高いです。ポリエステルなら4,000円くらいから購入できますが、下着や草履など揃えると、最初は1万円〜1万5,000円くらいを覚悟しましょう。そして洋服ほど着る機会がないと思うと…最初はお金かけたくない、という人は着物に詳しい知り合いがあれば一緒に買いに行ったらリサイクル着物屋さんへ連れていってもらってください。ダメ元で親戚にいらない着物をもらえないか聞いてみるのも手です。

肩がこる

着物は慣れないと肩が凝ります。そもそも洋服と違い、上下が分かれていないので肩にかかる重量が大きいのです。そして機動性が洋服ほど高くないので窮屈に感じるんですね。そして、着物のまま大きく伸びをしたり、脚を開いてストレッチをしたりすると着崩れます。まあ直せば良いのですが…女性は特に胸の下が帯で締め付けられるので、うまく着ないとご飯もたくさん食べられないし余計にしんどくなってしまいます。

早く歩けない、走れない

これは想像つきますよね。駆け込み乗車はできません。諦めてください(やらないほうがいいです笑)。履き物も草履や下駄になりますのでできて早歩き。走るのは少々危険です。

トイレが面倒

これも想像つきますよね。旅館の浴衣でさえ面倒。袴なんか履いちゃった日には…でも女性に比べればまだマシ!着物を着る前には必ず!トイレを済ませておきましょう。

着崩れる

これも着物の宿命でしょう。帯が緩んだ時は最悪ですね。人前で帯は締め直さないし、トイレでやるにも着物の裾や帯が地面につかないように細心の注意で持ってやらねばならず。こんなところでカロリー使ってる場合じゃないのに、って気分になります。。。

コツを掴めば着崩れにくい着方ができるようになります。「襟止め」などちょっとした小道具を使うだけでも全然違います。

クリーニング代が高い

着物はクリーニング代が高いです。特に正絹と呼ばれる絹は高いです。いいクリーニング屋だと1万円以上します。新しい服買えますね😅

これもお安いお店だと2〜3,000円でできたり、セールの時期に安くなったりすることを知っていれば、スーツをクリーニングに出すくらいの値段でできます。うまくやればそこまでべらぼうな金額は取られないのです。

洗濯機で洗える綿や麻、ポリエステルの着物ならクリーニングの心配をする必要はありません。

雨の日に出かけにくい

家で洗濯できる浴衣やポリはまだしも、前述のように気軽にクリーニングにも出せないような着物は雨の日に着るのをためらいます。泥が跳ねたりしますからね。足元も素足が足袋に、下駄や草履なので雨をもろに受けます。雨用の上着、家で洗える着物、それから脚を履き物ごと覆う、カバーが販売されているので、どうしても雨の日に出かけたい場合はそのような対策が必要です。

干すのに場所を取る

家でお洗濯をしたり、汗を吸ったのでちょっと干したいとき。着物は場所を取ります。和装ハンガーをご存知でしょうか。着物用のハンガーがあり、これで干せるのですが、着物は大きいので場所を取ります。狭い家だとリアルに干せないことも(経験済み)…和装ハンガーが理想ですが、全部広げてほすスペースがない場合は半分や1/4くらいに畳んだ状態で干すという手もあります。

それでも着物が着たい

正直めんどくさい着物ですが、それでも私は着物が好きです。

着物を着て夏祭りに出かけたり、寄席に行ったり、古い街並みを歩いたり。私は日本舞踊をやっているので、着物を着て日本舞踊の中で昔の人を演じる、という楽しみもあります。ご先祖様のことを想像しながら、着るものが着物しかなかった時の生活を思い浮かべてみるのも悪くはありません。着物の楽しみ方はいろいろあると思います。最初が大変なのはどうしようもないですが、着る必要の全くなくなった着物を、それでも着てみようかな、という人がなくならないのはそれだけ魅力があるということでしょう。いまは着物を持っていた高齢の方がどんどん着物を手放し、レンタル着物やリサイクル着物などで気軽に、安価に着物が着れる時代です。こういうのをきっかけに、着物が好きになる人が増えれば良いなあと思います。

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