ただいま、公開中です!
日本舞踊カラダづくりプロジェクトとは?
このプロジェクトは「日本舞踊が早く上達する効率的な体づくりのプログラムを作成し、日本舞踊家、愛好家の技能向上に貢献する」ことを目指し、若者からシニアまで取り組める、トレーニングプログラムの完成を目指しています。
詳しくはこちら。
日本舞踊カラダづくりプロジェクトが始まります【トレーニング】 – 俺の日本舞踊
第3回目は、「バランス感覚を養うには?」と題して、軸をブらさずに、バランスを保てるカラダにするトレーニングを行います。
トレーニングのプログラム化には、松本流師範の松本幸万里さん、パーソナルトレーナーの吉野雅裕さんにご協力いただいております。
いかに力を入れずにバランスを取るか
美しい動きの秘訣は、安定した重心にあります。そして、移動時に重心が平行に移動し、上体のブレが少ないのが熟練者の特徴でした。
参考記事
日本舞踊熟練者と未習熟者の違いとは?〜第1回 日本舞踊カラダづくりプロジェクト〜【トレーニング】 – 俺の日本舞踊
バランスを鍛えるトレーニング
片足バランス(前後・左右・8の字)
バランス感覚を鍛えるトレーニングです。
前後揺らし
- まず片足で立ちます
- もう一方の足を、浮かせたまま前後に揺らします


- 最初は小さく、だんだん大きく
- 手でバランスを取ってもOKです
なるべく足に力を入れなくてもバランスがとれるポイントを探してください
最初は力んでしまっても大丈夫です。無理な力が入っているというよりは、単純に筋肉量が足りないから疲れるだけの場合もあります。バランス感覚も筋肉も、1日2日ではつかないので、ちょっとずつ続けていきましょう。
次は左右に揺らします



左がトレーナーの吉野さん。右が筆者です。筆者の方が固いのがよくわかりますね笑
利き足と逆の方が安定しやすい
利き足(ボールを蹴る方)と逆の方が安定しやすいそうです。ボールを蹴るのを想像してもらえればわかりますが、利き足と逆の足で体を支えています。右利きの人が多いと思いますが、その人は左足で立つ方が安定すると思います(個人差もあります)。
上級編!8の字を描く
最後は浮かせた方の足の膝で8の字を描きます。これはけっこう難しいです。



画像だとちょっとわかりにくいと思うのですが、うまく伝わってますでしょうか?これはバランス感覚とともに、股関節の柔軟性もないとうまく動かせません。
どうしてもふらついてしまう人は、どこかにつかまってやってもOK
バランス感覚は人それぞれなので、どうしても続かない人は、壁やイスの背もたれなどに片手を置いて支えながらで全然OKです。無理なく、ちょっとずつ鍛えていけばいいんです。
どのくらいやればいいの?
回数ですが、私もそうですが、最初からフラつかないでできる人はいないと思うので、
前後に10回、左右に10回、8の字は5回
これをフラつかずにできたら上等ではないでしょうか。それを1セットとして始めましょう。
これなら、ゆっくりやっても1日3分あればできます。まずは3分から始めましょう!
これもポイントは足の裏で地面をつかまないこと
スクワットのときも、足の裏で地面をつかまない、というのがポイントでした。なぜなら、そうすると安定はするけど、上半身にも力が入ってしまう、よくない影響があるからですね。
このトレーニングも同じです。かかとに体重を乗せて、力を入れなくてもバランスを保てるポジションを探しましょう。
第3回まとめ:バランス感覚を「片足バランス」で鍛えよう
筋肉をつけるとともに、その効果的な使い方をカラダに覚えさせることが重要です。それは、片足バランスで鍛えましょう。
基本として「前後」「左右」の片足バランス。上級編として「8の字」での片足バランス。
日本舞踊をやってみようかな?と思った方に。
▶️おすすめ関連記事