【悪用厳禁】日本舞踊教室を辞めたい。辞める理由別の辞め方と伝え方

【悪用厳禁】日本舞踊教室を辞めたい。辞める理由別の辞め方と伝え方

この記事は、こんな悩みを持つ人に向けて書いています。

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  • 仕事が忙しくて休みの日はゆっくり休みたい。だからもう辞めようかなと思っている。
  • 引っ越しで通うのが遠くて大変になってしまった!
  • 子どもが同じ教室の友達と仲が悪くて行きたがらない。いっそ辞めさせようか…と悩んでいる。
  • 月々の費用が意外と高かった。発表会は任意参加と言われたけどほぼ強制だったし、そのほかにもお礼だとか季節のイベントだとかでけっこう出費が多い。もっとお金がかからないで稽古できる教室もあるみたいだけど、ここを辞めて教室を変えることはできるんだろうか?
  • お局さんが幅を利かせて鬱陶しい。人間関係がめんどくさいから辞めようかな。
  • 好きで始めたけど最近はそうでもない。飽きちゃったのかも。このままフェードアウトしようかしら
  • 結婚して、子供ができ、両親の介護も視野に入ってきて家庭環境が変わった。そのうち忙しくなって続けられなくなるかも。
  • 最近、若い人が増えてきた。話も合わないし師匠も若い人ばかりチヤホヤしている気がする。なんとなくいづらいし、辞めようかな。

 日本舞踊教室も環境や心境の変化、様々な事情で辞めないといけないこともあるでしょう。この記事では日本舞踊教室に通う人が辞める理由と、辞め方を紹介します。

日本舞踊の世界は「師弟関係」「家元制(流派)」などが色濃く残っています。師範やプロを目指す人以外の、普通に趣味で通っている人にも、そのしきたりといいますか、マナー、慣習や仁義、といったようなものがある程度求められる場合が多いです。実際師匠はそこまで気にしてなくても、そういう空気を感じてしまう人が多い、というのが正確かもしれません。

「ただの趣味なんだし、辞めたくなったら辞めればいい」と思うかもしれませんが、ちょっと独特な日本舞踊の世界。スポーツジムやカルチャーセンターを辞めるというのとは少し違った難しさがある場合もあります。師匠と門下生の関係も濃いですから、辞めるということを切り出しにくく、悩む方も多いです。

そこで、日本舞踊をどうしても辞めたくなったときの、辞める理由と、波風立てず、後腐れなく辞め方を紹介します。でも、なんとなく辞めたいけど理由が思いつかないからここから選んで言おう、みたいに使わないでくださいね。教えてもらった師匠や、いろいろサポートしてくれた教室の仲間に感謝しつつ、誠意を持って、自分の言葉にして伝えてください。 

辞める決断をする前に確認したいこと

辞める理由をちゃんと言葉にする

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辞める理由を整理して、師匠に説明できるよう、言葉にしましょう。後腐れなくやめる、ということもそうですが、また日本舞踊を再開するかもしれないことを考え、中途半端な辞め方(音信不通とか)は極力避け、辞める理由も理解していただくことが大切です。言い方はこの後の「辞め方」も参考にしてください。

完全に辞めるか、フレキシブルな対応をお願いするか

積極的に辞めたいわけではないけど「忙しさ」や「費用(発表会など)」が理由の場合、完全に辞める決断をする前に、教室側に対応をお願いすることで解決できるか、確認したほうがいいかもしれません。例えば、毎週1時間は難しいけど隔週で2時間なら通えるとか、経済的に発表会に毎回出るのが厳しいから、年に一回にする、あるいは2年に一回にする、など、相談して対応してもらえるのであれば、教室を辞めなくても課題を解決してもらえる可能性があります。

辞める意志をいつ伝えるか

事情によりますが、あまり早く伝えたくない場合でも、辞める2週間~1か月前くらいにはお話ししたほうが良いかと思います。 いきなり切り出してその場で辞めてそれきり、というのは正直、あまり後味が良くないものです。といっても特にネガティブな理由の場合、辞めることがわかってから何回もお稽古に通って顔を合わせるのも微妙な空気になりそうな場合は、2週間くらい前でよいのではないでしょうか。発表会の直前などはプログラムやパンフレットなどにあなたの名前が印刷されてしまっている場合もあるので、もし考慮できそうであればそのあたりも考慮して早めに伝えるのが良いと思います。

伝える方法は?ベストは「対面」

言いたくないことは、メールやLINE、電話で済ませてしまいたい気持ち、よくわかります。しかし立つ鳥跡を濁さず。お世話になった師匠にはきちんと対面で伝えるのが良いです。事情によって電話で連絡となっても、なるべく後日訪ねて簡単な挨拶だけでも直接お話されるのが良いと思います。

辞める時に手土産など必要か

辞める際に手土産や、月謝の1か月~2か月分の額をお礼としてお渡ししたほうが良い、という方もいます。特に決まりがあるわけではなりませんが、名取以上でなければ、あくまでご本人の「気持ち」でよいと思います。会社でも辞める時や休職するときは最終日に部署に菓子折りを持って行ったりしますが、あれも義務ではなく「気遣い」の範囲であると思います。教室はやめても、師匠とは個人的に付き合いがあるとか、教室の人とは友人関係が続くとか、また復帰する可能性などもあるのでしたら最終日挨拶とともに菓子折りを納めてもらうくらいが無難ではないでしょうか。

名取となると話はちょっと変わってきます。名前を返したり、流派によって決まりや届け出などもあるでしょうから、師匠か事情を知っている信頼できる人にあらかじめよく相談してください。

ほかの教室に代わることはできるのか

今の教室を辞めて別の教室に入り直すことはできるのでしょうか。名取以上でなければ、そんなに気にすることはないと思います。しかし、流派によっては、ちゃんと退会手続きをとってからでないと入門は許さないとか、決まりを設けているので、入門の際によく確認してください。日本舞踊は「家」「流派」の文化です。「〇〇流を3年やってた〇〇さん」「〇〇流から〇〇流に移った〇〇さん」という風に、これまで習った流派の名前は、その人の学歴・職歴同様、日本舞踊を続ける限りついて回ります。もちろん流派を移ることが悪いわけではありません。

名取以上は、流派を変わるときは名前を家元に返上してから、新しい流派の下では、また名前なしから始まります。

 辞める理由「忙しい」と辞め方

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仕事が忙しい、子育てや介護などもっと優先すべきことができた、一時的に忙しくなり数か月単位で稽古に来れない、など忙しさが原因で継続が難しくなった場合。基本的には素直に事情を打ち明けて辞める意思を伝えましょう。辞め方ですが、時間に余裕ができたら復帰する可能性も考え、その気持ちも伝えましょう。例えばこんな伝え方はどうでしょうか。

「いまは〇〇の事情で、時間的な(あるいは気持ち的な)余裕がなくてしっかりと稽古を継続することができません。だから一度教室を辞めようと思っています。ただ日本舞踊が嫌いになったわけではないので、また余裕ができたときには復帰したいな、とも考えています。いまはいつになるかは考えられていませんが、またお世話になりたいときはご連絡させていただいてよろしいでしょうか。」

辞める理由「費用」と辞め方

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経済的な事情で月謝を払う余裕がなくなった、発表会参加費が負担に感じるようになった、入会時に聞いていない出費が思いのほか多くて続かないと感じている・・・このような悩みによって辞めたいと思っている人も多いでしょう。まず、経済的な理由以外に教室を辞める理由がない場合、費用について相談・交渉してみるのも方法です。発表会への参加頻度を減らしてもらうとか、衣装付きではなく、素踊りで出してもらうとか、レッスン回数を減らすとか、ですね。師匠もできるなら辞めてほしくないはずですから、いろんな可能性を考えてくれるはずです。前例がないからと言ってあきらめる前に、一度相談してみてはどうでしょう。もちろん教室の運営方針もありますから、必ずしも相談が通るとは限りません。しかしあなたが本当はやめたくないと思っているなら、一度掛け合ってみる価値はあります。例えばこんな切り出し方で相談してみるのはどうでしょう。

「実は経済的な事情で、このまま通い続けることが難しくなってきました。私としてはなんとかして続けたいのですが・・・もしご相談できたらなのですが、例えば発表会への参加を隔年にしたり、素踊りでの参加にさせていただくなどはご相談できたりできますでしょうか?」

逆に、もう辞める意志が固まっている場合は、月謝を何に使わなければならないか、話せる範囲で説明したほうが良いかもしれません。というのも、教室側から、先ほど挙げた、発表会参加やレッスン回数の調整での値下げを逆提案されたときに断りにくくなる可能性があるからです。例えば次のような言い方はどうでしょうか。

「この度、経済的な事情で通い続けるのが難しくなってしまいました。理由は家庭のほうなのですが、子供が大きくなって進学を控え、私の個人的な趣味よりも教育費や生活費を優先したい、と家族で話して決めました。せっかく続けてきた日本舞踊をお休みするのは残念なのですが、これからはその分も子供のためにしっかり時間を使おうと思っています。来月まではしっかり悔いのないように稽古したいので、よろしくお願いします。」

辞める理由「引っ越して遠くなった」と辞め方

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仕事の都合、または結婚、親の介護などの事情で引っ越しせざるを得ないこともあるでしょう。日本舞踊はほとんどの人は師匠の稽古場に通っているでしょうから、引っ越して稽古場が遠くなることはけっこうな負担になりかねません。やむを得ない事情とはいえ、通い続けられなくもないような距離の場合は気を遣うものです。

もし師匠のところがすごく気に入っていて辞めたくない場合、練習回数を減らして長時間練習にできないか相談するというもの手です。毎週は大変でも月1回、2回なら苦にならない場合もあるでしょう。

理想は、引っ越しが決まった時点で「距離が遠くて、ちょっと通うのがしんどくなりますが、稽古は続けたいので、まずはがんばって通ってみます!」という風に、少し期待値を下げる言い方をしておくことです。事情があるとはいえ、やっぱり門下生に辞められてしまうのは師匠にとっては辛いことです。期待値を下げることは「やっぱり仕方ないな」と受け入れてもらいやすくするうための伏線のようなものです。これを伝えるのは師匠に対して失礼に感じる人もいるかもしれませんが、通うのがしんどくなるのは事実ですし、結果、通い続けられれば、何の問題もないことですので、失礼には当たらない、と私は考えます。

辞める理由「人間関係」と辞め方

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これはけっこう重いテーマです。自分と誰かの関係、子供と子供の関係、自分と師匠の関係。費用や多忙、引っ越しなどを理由に辞める場合は、理由が辞める本人の事情かつ、客観的に把握が可能なので、素直に理由を話しても問題になることはほぼないですが、人間関係に関しては理由が自分だけで収まらない、かつ、見る立場によって事情が異なる、というところに問題があります。突き詰めると、「本当の理由を言うかどうか」になってくるのではないかと思います。

まず、人間関係が純粋に合う合わないの関係である場合。師匠と性格が合わない、あの人とどうしても考え方が合わない、馬が合わない。悪い人じゃないけど一緒にいると居心地が悪い。なぜかけんか腰になってしまう。そんな人の一人や二人誰でもいます。もしそのようなことが原因であなたが教室を辞めるという決断をした場合。私は理由を明確に言う必要はないと思います。なぜならその問題は当事者間だけの問題でほかの人には影響がなく、しかもだれも解決することができず、その事実を知っても誰も得をしないからです。むしろ原因となった人にばつの悪いもいをさせてしまう可能性すらあります。もしどうしても言いたい場合は信頼のおける人にだけお伝えするのが良いと思います。

それとは別に、ごくまれに、悪意ある人がいてその人が原因であなたも含め教室に不満が漂っているような場合。これは教室運営のために本当の理由を言ってもいいかもしれません。その人をどうするかは教室の運営方針に関わってくることですので、最終的には師匠が決めることです。しかし明らかに問題があることに師匠が気づいていないのであれば、あなたの意見として、伝えたほうが中改善のきかっけとなり、長期的に教室のためになるかもしれません。しかし願わくは、辞める決断をする前に相談したほうが良いでしょう。相談することで辞める前に問題が解決される可能性があるからです。

以上、辞める理由別に、辞め方、伝え方をまとめました。あくまで私一個人の意見です。伝えたほうがいいこと、伝えないほうがいいこと、伝え方、すべて個々の事情によります。最後に、日本舞踊教室を辞めることは、悪いことではありません。ずーっと続けられる人のほうが少ないのです。気軽にとは言いませんが、言いにくいなあとは思っていても、必要以上に悩まずに、素直に気持ちを伝えれば、気持ちは通じると思いますよ。

先日取材した日本舞踊教室が体験レッスンやってます。なかなかアツイ先生でしっかり教えてくれます。チケット制があり、仕事で忙しいOLさんに特にお勧めです。 

f:id:kachidokilife:20190907232007j:plain 【取材】東京・埼玉でひっぱりだこ!心優しい熱血師匠~花伎稀世花(はなぎきよか)

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