男の着物はポリエステルで充分?【着てみてわかったメリット・デメリット】
ポリエステル着物(洗える着物)をネットで購入。今日はそれを着て出かけてみましたので、ポリエステル着物の見た目、着心地などメリットデメリット、気になる点、着るときの注意点などをまとめました。
「初めての着物にポリエステル着物ってどうなんだろ?」
「買おうか迷ってるけど実際見た目とか着心地が気になる…」
という方は、参考にしていただけると思います。
レビューの際着ていたもの
着物(単衣)(ポリエステル100%)
長襦袢(正絹)
肌襦袢(綿100%)
ステテコ(ポリエステル100%)
足袋(綿100%)
角帯(ポリエステル100%)
日中の気温は20度、夜のみ寒かったのでウールのストールを着用しました。
ポリエステル着物(洗える着物」を着て感じたメリット
見た目はグッド!
見た目は素直に良いです。
よくよく見るとポリエステル特有の光沢などわかりますが、遠目には全然気にならないです。
軽くて疲れにくい
これが着ていて一番感じたメリットです。着物は洋服と違って、肩に着物の全重量が乗ります(帯を締めるので分散はされますが)。生地が重いと肩にかかる重さも増えて肩が凝ります。ポリエステル生地は軽いので肩が凝らず大変快適です。この日は約半日、着物で歩き回っていましたが、いつも着物を着て外出した時に感じる肩こりはほとんど感じませんでした。
汚れを気にしなくていい
家ですぐ洗える、という安心感は外出していると感じますね。ちょっと外のベンチに座るときや、食事をするときも、もちろん気は使いますが、万が一汚れてもすぐ洗えるんだ、という安心があるのでリラックスできます。
シワになりにくい
1日着た後です。帯を締めた辺りは少しシワになっていますが、そのほかはほとんどシワになっていません。
ポリエステル着物(洗える着物」を着て感じたデメリット
生地が硬い
動きやすさはあまり変わらないと感じました。
しかし生地に柔軟性はないため、着ていて少し硬い印象です。サイズが合っていればあまり気になりませんが、小さめだとちょっとしんどいかも。
独特の光沢がある
ポリエステル特有のテカリ・光沢があります。遠目にはわかりませんが、近くで見ると気になる人は気になると思います。
生地が滑るため着付けがちょっとやりにくい
ポリエステル生地は滑りやすいため、着付けがちょっとしにくいです。今回は帯もポリエステル素材のものを着用したためか、帯と着物が滑ってしまって、着付けが少しだけ手間でした。これも気になる人は気になるかも、といった感じです。
その他
静電気は?
ポリエステル着物(洗える着物)は静電気が起きやすいと言われます。特に今回ステテコにポリエステル100%のものを着用していたので、どうかな、と思ったのですが、私はあまり気になりませんでした。しかし、もっと乾燥している冬ならまた違ってくるかもしれません。
寒くない?
ポリエステル着物は寒いということで、ストールなど防寒具を用意していました。ただこの日は11月ですが気温は20度と高めだったので寒さはほとんど感じませんでした。夜は少し肌寒さを感じてストールを使用しましたので、日中気温20度くらいがちょうど、プラスアルファで防寒具が必要な境目かもしれません。
ポリエステル着物(洗える着物)を着るときの注意点
メリットも多いポリエステル着物ですが、デメリットもあります。上手に使うためには何に注意すればよいでしょうか。着てみた実感を元にまとめます。
サイズに注意する
デメリットの一つとして生地が硬い、柔軟性がない、ということがあげられます。小さめだと窮屈かもしれません。サイズ選びは慎重に。
ちゃんと着付ける
ポリエステル生地は滑りやすく、着付けは少しやりにくいです。特に帯はしっかりきつく締めないと、綿や麻、正絹に比べて緩みが気になりやすいです。
以上、男の着物はポリエステルで充分?【着てみたメリット・デメリットをレビュー】でした。

