江戸の蝶々売りってどんな姿だったの?清元「玉屋」「玉屋と蝶々売り」

江戸の蝶々売りってどんな姿だったの?清元「玉屋」「玉屋と蝶々売り」

清元「玉屋」「玉屋と蝶々売り」に出てくる「蝶々売り」は、どんな姿だったのでしょう。本物の蝶々を売っていたのでしょうか?

清元「玉屋(おどけ俄煮珠取・おどけにわかしゃぼんのたまとり)」歌詞と解説 – 俺の日本舞踊

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蝶々売りが売っていたのは、実は本物の生きている蝶々ではなく、「蝶々のおもちゃ」でした。竹の先に糸をつけ、その後の先に紙製の蝶をつけたものでした。棒を振って、蝶々が飛んでいるようにひらひらするのを楽しんだようです。

蝶々売りについては、次のような川柳も残っています。

子の眼に留まる蝶々のお待遊売(おもちゃうり)

俄雨(にわかあめ)蝶々売りの物狂ひ

鐘も売る蝶々四文も江戸の春

※四文は約100円くらい。

蝶々売りの囃し言葉は次のようなものです。

「てふてふ(蝶々)とまれよ、菜の葉にとまれ、とても、とまるなら、葦(よし)の先へとまれ、それ、とウまった。評判、評判」

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日本舞踊の小道具で使われる蝶々も、あれは商品そのものなのです。実際は蝶々は紙製でもっとシンプルなものだったでしょう。

参考記事

清元「玉屋(おどけ俄煮珠取・おどけにわかしゃぼんのたまとり)」歌詞と解説 – 俺の日本舞踊

日本舞踊「玉屋(清元)」のシャボン玉売りとは?詳しく解説! – 俺の日本舞踊

参考文献(一部引用)

江戸行商百姿(花咲一男著)

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