舞踊小曲「絵日傘」歌詞と解説

舞踊小曲「絵日傘」歌詞と解説

日本舞踊、特にお子様のお稽古曲で人気の舞踊小曲「絵日傘」の歌詞と解説です。

「絵日傘」の解説

子供と乳母が絵日傘で遊んであやしてもらっている様子を描いた曲です。

「乳母(うば)」は、最近では聞かれない言葉ですが、昔、仕事で子育てが難しい農家や商家では、おばあさんや若い娘を乳母に雇い、子守をしてもらっていました。そのような人は実際は「乳母(うば)」ではなく、おばあさんは「ばあや」、若い娘は「ねえや」などと呼ばれていました。

有名な童謡「赤とんぼ」にも「ねえや」が出てきますね。「十五でねえやは嫁に行きお里の便りも絶え果てた」赤とんぼでねえやへの郷愁がつづられているように、小さな子どもにとっては「ばあや」「ねえや」は家族のように身近な存在。この歌では乳母と過ごす楽しい子供時代の様子が描かれます。

大村主計作詞、豊田義一作曲。昭和6年(1931年)に発表されました。子供らしくかわいい歌です。

「絵日傘」の歌詞

桜 ひらひら 絵日傘に

蝶々もひらひら きてとまる

乳母(うば)のお里は 花の路

すみれの花も たんぽぽも

 

まわす絵日傘 花吹雪

ひばりもぴーちく 来てあそぶ

乳母(うば)お里は 春がすみ

絵日傘くるくる 通りゃんせ

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