小唄「白扇」の歌詞と解説
日本舞踊の手習い曲、おめでたい曲でおなじみの、小唄「白扇」の歌詞と解説です。

「白扇」の解説
「末広がり」「松」「波風立ちぬ水の面(平安であること)」など、短い曲ながらめでたいものづくしの縁起の良い歌です。日本舞踊では基礎の動きを散りばめた手習い曲として取り上げられることも多いようです。
明治から昭和にかけて活躍した三味線・小唄の名手(後年は茶道家としても活動)、吉田草子庵(そうしあん)の作品。
現代語訳
末広りに開く白扇の銀の要ように契りは固く
松は美しい深緑
池は波風も立たず澄み渡っている
仲睦まじく実にうらやましいことだ
「白扇」の歌詞
白扇の 末広がりの末かけて
かたき契の銀要(ぎんがなめ)
かがやく影に松ヶ枝の
葉色も勝る深緑
立ち寄る庭の池澄みて
波風たちぬ水の面(おも)
うらやましいではないかいな
