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端唄「玉川」歌詞と解説

端唄「玉川」歌詞と解説

日本舞踊で有名な端唄「玉川」の歌詞と解説です。

端唄「玉川」の解説

玉川から引かれた水で産湯を使った事を誇る 江戸の女の恋を唄っています。

「思い出さずに」とは片時も忘れたことがない、という意味(『思い出す』ことは、一度忘れていないとできないことから、『思い出さずに』=『忘れたことがない』という意味になる)です。

「玉川」は江戸時代、多摩川から取水して、江戸市中を潤していました。東京都羽村市「羽村取水堰」より、新宿大木戸まで水路をひき、江戸の町中へ日常用水を供給していました。いまは「玉川上水」として、当時の名残を見ることができます。

端唄「玉川」の解説

玉川の水に晒せし 雪の肌 積もる口説のその中に
とけし島田のもつれ髪 思い出さずに忘れずに
また来る春を 待つぞえ