舞踊小曲「花くらべ」歌詞と解説

舞踊小曲「花くらべ」歌詞と解説

日本舞踊で人気の小曲「花くらべ」の歌詞と解説です。

舞踊小曲「花くらべ」解説

「花尽くし」のかわいらしい小曲です。

大正から昭和にかけて、コロンビアレコードやビクターなどで活躍した佐々紅華(さっさこうか)により、作詞作曲されました。佐々紅華は七代目・松本幸四郎の大ファンでもあったようです。

「梅は匂ひよ 桜は花よ」とは「山家鳥虫歌」に収められている江戸時代の民謡の一節で、このあとは「人は心よ 振りいらぬ 」と続きます。

この曲では人としてのあり方を説くのではなく、純粋に桜・梅の花盛りを、連想の赴くままに言葉を連ねて愛でています。

「ソメイヨシノ」は日本の桜を代表する品種です。江戸時代後期に江戸の染井村(現在の駒込付近)で作られた「吉野」という桜を「染井村の吉野」で「ソメイヨシノ」と呼ぶようになったのが始まりです。

「匂い忘るな庭の梅」とは、菅原道真が大宰府に左遷されるときに、大事にしていた庭の梅に語りかけたとされる言葉で、こちらの和歌が有名です。

東風(こち)吹かば にほひをこせよ 梅花(うめのはな) 主なしとて 春を忘るな

舞踊小曲「花くらべ」解説

梅は匂いよ、桜は花よ

さても見事な花笠付けて

皆揃おうて、花笠踊り
かざす花なら、桜は良しや、春の花なら、桜は良しや、吉野初での花盛り、ソメイヨシノや、八重桜、

一吹きさっと、ふく風に、ちらりちらちら散りかかる

一夜見ぬ間の花吹雪

桜が花なら、香りは梅よ、梅に鶯、ほうほけきょ、いつか見慣れて、春風に、なびく心の乱れ梅

一吹きさっとふく風に、はらはらはらと、散りかかる

匂い忘るな庭の梅

朝の白梅、紅桜、踊る拍子も、賑やかに、揃う花笠、おもしろや、揃う花笠、おもしろや

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