【男性向け】レンタル着物・浴衣でも差がつく、ちょっとした着付けのポイント3つ
友達や彼女と浴衣、着物で遊びに行きたい!
着物は興味あるけど、一回も着たことないし、街で見かける着物の若者は「いかにもレンタル着物です」って雰囲気でなんか安っぽかったりして、なんかなあ…
男性が着物を着る機会も必要もほとんどなくなった現代。女性は成人式や大学の卒業式、夏は浴衣と、着る機会もありますが、男性はほぼないですよね。でも友達や彼女に、浴衣でお祭りや花火に誘われることもあるかと思います。いざ、初めての着物。でも、着付けもわからないしどうしようかな…
とにもかくにも、着物でお出かけすることは決まったけど、着付け方や着こなしでちょっと不安な方へ、はじめの方でもできる、他の人と差がつくポイントを3つご紹介します。
1.「サイズ」男の着物はとにかくサイズが命
当たり前かと思われるかもしれませんが、サイズを合わせることが「とてもとても重要」です。私は、色やデザインよりも、サイズの合ったものを選ぶ方が重要だとさえ、考えています。
1-1.サイズが合わない着付け
よくあるのが、身長に対して着物が短すぎる例です。着物の裾が足の甲に触れるか、くるぶしにかかるくらいが標準的な長さです。浴衣の場合はもうすこし短く、くるぶしが見えるくらいでも大丈夫です。裾が短いとちんちくりんに見えてしまいます。
1-2.最低限ここをチェック!サイズ選びで失敗しないために
さて、ちょうどいいサイズの着物を選ぶにはどこを見れば良いでしょうか?通常、レンタル着物店では着物や浴衣はハンガーにかかった状態で吊るしてあります。
- 着物の肩と自分の肩の高さを合わせましょう。
- この時、着物の裾が、地面に軽く触れる程度か、足の甲(くるぶしまでだと短すぎ)にかかるくらいの長さのものを選びましょう。
そのあと羽織ってみて、実際に裾がどの位置に来るかを確認します。目安は1-1で紹介した、「着物の裾が足の甲に触れるか、くるぶしにかかるくらい」です。
2.「帯の位置」帯の高さで大人度が変わる
あなたの体にあった、着物のサイズが決まりました!次のポイントは「帯」です。帯は「位置」に注意します。
2-1.帯の高さが合わない着付け
特に体の細い、痩せ型の人に見られがちな、帯の高さがあっていない着付け例は、腰骨よりも高い位置で帯を締めてしまうことです。くびれのところなんかで締めてしまうと、これはかっこ悪くなってしまいます。帯の位置が高いと、子供っぽく、幼く見えてしまいます。
2-2.収まりの良い帯の位置は?
腰骨の横に出っ張っている部分がありますよね。この上くらいで帯を締めましょう。おへそのちょうど下あたりになると思います。
3.「襟元・胸元」はだけは絶対NG。
3つ目のポイントは「襟元・胸元」です。スーツでもVゾーンと呼ばれ非常に目立つ場所です。
男性の着付けの注意点は襟がはだけないようにすること。
3-1.胸元がはだけてしまう着付け
襟がはだけてしまうと、だらしなく、貧相に見えてしまいます。時代劇に出てくるチンピラは大体胸元がだらしなくはだけていますね。
3-2.胸元がはだけてしまう理由
男性の着物で胸元がはだけてしまう原因は帯の位置です。「2.「帯の位置」帯の高さで大人度が変わる」では高い位置に帯が来てはいけないと書きました。しかし帯の位置が下にあるからこそ、胸元がはだけやすくなってしまうのですね。逆に、女性は帯の位置が高いのではだける心配はあまりありません。
3-3.【推奨】襟止めをつけよう
私が推奨するのは「襟止め」をつけることです。襟止めはクリップのような小さな道具で襟が交差する部分の裏と表を固定するものです。これをつけていれば襟・胸元がはだける心配はありません。通販で400円〜1,000円くらいで購入できます。
3-4.襟止めを買わずにすませる方法
家にあるもので襟止めを自作してみました。
着物の襟止めは高い?コスト10円で自作する方法 – 俺の日本舞踊
とりあえずすぐ必要!とかちゃんとしたのを買う前にまず試してみよう、という方は参考にしてみてください。私は日本舞踊のお稽古で普通に使っています。
まとめ
格安レンタル着物・浴衣でも差がつく、3つのポイントということで、「サイズ」「帯の位置」「襟元・胸元」の3つをご紹介しました。参考になれば幸いです!