現在「日本舞踊のお困りごと」について匿名アンケート実施中です。ご協力いただける方はこのテキストをクリックしてください(フォームが開きます)。

日本舞踊の塗り絵の「役割」をどうデザインしているか(その1)遊んで楽しい!

日本舞踊の塗り絵の「役割」をどうデザインしているか(その1)遊んで楽しい!

日本舞踊の塗り絵は現在、クラウドファンディング挑戦中です!(~2020/12/15)

あなたの力を貸してください!

▶子供たちに日本舞踊の魅力を伝えたい!日本舞踊の塗り絵クラウドファンディングページ

2020年11月現在、子供たちに日本舞踊の魅力を伝えるため、「日本舞踊の塗り絵」を作っていまして、そのプロセスを公開しています。

今日は「塗り絵が果たす役割をどうデザインしているか(その1)遊んで楽しい!」、についてお話ししようと思います。

「遊び・学び・つながり」を生むものにしたい

現在制作中の「日本舞踊の塗り絵ブック」は、子供たちが遊ぶことで「こういう役割を果たしてほしい」という意図があります。

ただ単に、踊りの極めポーズをトレースするだけで塗り絵は出来てしまうのですが、それでは、より多くの人には手に取ってもらえないと思っています。

たくさんの人に手に取って、「良い」と思ってもらうためには、何のために塗り絵を制作するのか、塗り絵で遊んだ人やその周りの人にどうなってもらいたいのか、を検討し、「役割」を明確にする必要があります。

で、私は塗り絵の果たす役割を次の3つに定めています。

1.遊んで楽しい(遊び)
2.日本舞踊について学べる(学び)
3.誰かとの会話のきっかけになる(つながり)

1..遊んで楽しい(遊び)

まず、遊んで楽しいこと。塗り絵である以上、これを外すことはできません。
これについて意識している点は3つあります。

1-1.共感できるキャラクターがいる
1-2.憧れられるキャラクターがいる
1-3.ストーリーを理解できる

1-1.共感できるキャラクターがいる

好きな少女向けアニメの登場人物を思い浮かべてください。こんな感じではないでしょうか。

主人公は天然だけど、一途。スポーツマンでしっかりものの親友と、おっとりしていてメガネで秀才のクラスメートがいる。怖いけど本当は優しい先生と、カッコイイ憧れの男子がいる・・・

いろんなキャラクターがいて、みんな主人公に憧れつつも、他のキャラクターや人間関係にも自分を重ねて、共感していませんか。

キャラクターへの共感が全くなければ、子供にとって物語は全く別世界の話となり、興味を引くものにはならないでしょう。

多彩なキャラクターがいることによって、そのキャラクターへ共感し、見る子供たちは自然に物語の世界へ入っていくことができます。

ですので、塗り絵の題材を選ぶにあたっても、多彩なキャラクターが登場するように工夫しました。

それらの登場人物にはそれぞれ、年齢、性別、性格設定を行っています。もちろん元々の演目に年齢や性格が設定されているものもありますが、ないものは、バリエーションが生まれるように設定を行いました。

たとえば、子守の女の子は、12歳で、明るくて、ちょっとおっちょこちょいな女の子

1-2.憧れられるキャラクターがいる

これも、重要なポイントだと思っています。「ディズニープリンセス」は、いつの時代になっても女の子の憧れでしょう。共感できるチンチクリンのかわいい女の子も必要ですが、憧れられる「プリンセス」「お姫様」も同じくらい必要だと考えています。

ですので、塗り絵の中で、「チンチクリンの共感枠(言い方は本当にこれでいいのか?^^;)」と「憧れのプリンセス枠」を設けてあります。

またスタイル・顔立ちだけではなく、「綺麗な着物」「小道具」でも憧れを演出できます。子供は、お稽古場で、小道具を見つけたら、絶対引っ張り出して遊びますよね。お花とか太鼓とか。ですから、塗り絵の中でも、小道具をたくさん登場させています。

1-3.ストーリーを理解できる

今度、お稽古する演目の塗り絵をする、それを元に親や先生から演目について教えてもらう、というような使い方も想定しています。「教材」としての使い方です。

このとき重要なのが、その内容を子供が理解できるのか、ひいてはふさわしい内容なのか、ということです。

綺麗で豪華なな衣装を見せたいなら、吉原物を取り上げればよいのですが、それはしていません。小学校低学年の子供に遊女の説明は早いと思うからです。

そして、子供によく踊られる演目として「羽根の禿」があります。これも将来、吉原の遊女となる少女なわけです。

子供に「羽根の禿」を踊らせる是非については私はなにをいうこともないのですが、このような演目は、広く手に取ってほしい塗り絵のテーマとしてはふさわしくないかなと思いました。また日本舞踊について詳しくない親御さんが説明するシーンも想定されます。

なので、「廓物」や「物狂い」など、この塗り絵を手に取ることを想定している、小学生に理解が難しいものはどれだけ有名な演目でも、今回の塗り絵のテーマからは外しています。

遊んで楽しい(遊び)まとめ

以上、遊んで楽しい!と思ってもらえるために、この塗り絵にしている工夫について、今日はお話ししました。
「日本舞踊について学べる(学び)」「誰かとの会話のきっかけになる(つながり)」についても、またお話ししたいと思います。

日本舞踊のぬりえはAmazonで販売中です。

日本舞踊のぬりえ(Amazon)

日本舞踊の塗り絵カテゴリの最新記事