長唄新曲「松竹梅」の歌詞と解説

長唄新曲「松竹梅」の歌詞と解説

日本舞踊で人気の長唄新曲「松竹梅」の歌詞と解説です。

長唄新曲「松竹梅」の解説

千代の松

琴唄の古い歌詞に補作したご祝儀ものです。前弾きから出て、たっぷり踊って下さい。

はじめに立派に大きく。 「春日影」のアトの合方からややくだけて。 「松の嵐」からはチラシです。

この曲のアト「竹に唄う」に続けることができます。

竹に唄う

琴唄の古い歌詞をはじめにおいて補作したものです。全曲を琴唄風に作曲しました。前弾きから充分に踊って下さい。

「うきふしに」のアトの合方は雪がしっとりと降っているところです。 「舞い散る小雪」 のアトの合方は粉雪が盛んに降っているところです。

この曲は単独で踊って戴いてもちろん結構ですが、 「千代の松」から続けたり、 「梅の薫」に続けることができます。

梅の香

琴唄の古い歌詞に結尾を補作したものです。一寸くだけた感じにしました。 「折りも折りとて」は笛を主としてゆったりと踊って下さい。

「梅のかおり」からはチラシですが「ふくいくと」のアトの合方の中に鶯の声が三味線で表現され
ています。

 

長唄新曲「松竹梅」の歌詞

千代の松

常磐なる 松の梢に雛鶴が みぎわの亀と諸共に 千代を楽しむ春日影

双葉離れ結ぶの契り ほんに色かも可愛らし 松の嵐に打ちならす

浪の鼓の声々は 富貴自在の繁栄を 豊かにこそは祝しけり

竹に唄う

若竹男竹 若竹男竹 操な たわめそ うきふしに

降りつむ雪に竹の葉も たわわになりて重たげに

さっと吹きくる寒風に ひらひらひらと舞い散る小雪

竹はもとより素直にて 煙る墨絵のその中に ただ真直なる 影ひとつ

梅の香

年たちかえる春の空

垣根の草は色づきて 柳の糸も うちけぶり

薫りもゆかし梅の花 折りも折りとて笛の音の

雲にひびける 心地して 花も散るなり 笛の音に

梅のかおりの ふくいくと 春告鳥の啼くや ほがらに

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