端唄「梅にも春」歌詞と解説
日本舞踊で人気の端唄「梅にも春」の歌詞と解説です。

端唄「梅にも春」解説
ひとりの女性の恋のワンシーンを切り取った端唄。新春の風物を織り交ぜながら、人影に恋人を追い、やがて恋人に会えた素朴な喜びを描きます。
季節はお正月。「梅」は新春の季語。「若水汲み」は元旦に最初に汲む水のこと。「鳥追い」は子供たちが鳥を追って町を駆け回る正月の祝い芸。「鼠鳴き」はその名の通り、鼠の鳴き声のことですが、女性のもとにやってきた男性が、来たことを知らせるためにふざけて鼠の鳴き声をすることで、恋人がやってきたことを表しています。
端唄「梅にも春」歌詞
梅にも春の色そえて
若水汲みか 車井戸
音もせわしき 鳥追いや
朝日にしげき 人影を
若しや(もしや)と思う 恋の欲
遠音神楽(とおねかぐら)や
数とりの待つ辻占(つじうら)や
鼠鳴き 逢うてうれしき 酒(ささ)機嫌
こい茶が出来たら上がりゃんせ
(ササ、もっといで)
