【取材】日本人には日本舞踊があるじゃないか~早稲田大学日本舞踊研究会~

【取材】日本人には日本舞踊があるじゃないか~早稲田大学日本舞踊研究会~

日本舞踊って、町のお稽古場でおじさんおばさんがやるもの?

いえいえ違います。

若者たちが、青春の一ページとして、日々、日本舞踊に励んでいる姿があります!

今日はそんな若者のサークルを取材しました。

日本を代表する大学の一つ、早稲田大学の「早稲田大学日本舞踊研究会」さんです。

早稲田大学日本舞踊研究会

創部:2000年
活動場所:早稲田大学学生会館
活動日時:週2回、水曜日と土曜日17時~19時半
人数:10人弱で活動。留学生1名
男女比:男性1名、あとは女性
インカレ、兼サーOK
月2回、プロの指導あり(西川流・西川箕乃助(みのすけ)先生)
*2020年6月取材時

2020年6月現在、コロナの影響で大学施設が使えず稽古は休止中。8月再開予定。詳細はSNS等で直接お問い合わせください。

 

早稲田大学日本舞踊研究会は2000年に発足。

もとは「歌舞伎研究会」という歌舞伎を見る会だったのが、自分たちでも踊ってみたい、という声があがり「日本舞踊研究会」として生まれ変わりました。

春は浅草ツアー、夏と秋には発表会、稽古以外にも部員で遊びに出掛けるなど、とっても仲の良いサークルです。

指導者は西川流の西川箕乃助(みのすけ)先生。五大流派の一つ西川流の次期家元であり、早稲田大学第一文学部演劇専修出身のOBでもあります。

幹事長の田中さんと前幹事長の鷲津さんにお話を伺いました

-本日は、3年生の幹事長の田中美穂さん(法学部)、4年生で前幹事長の鷲津明季さん(創造理工学部)にお話を伺いました。

-早稲田大学日本舞踊研究会には、どういう方が多いですか?

お稽古の様子

(田中さん)元々日本の文化に興味がある人が多いですね。

お話を伺った幹事長の田中美穂さん(法学部)

-田中さんと鷲津さんは、どんなきっかけで日本舞踊研究会に入られたんですか?

 

(田中さん)中学、高校と学校で日本舞踊の課外活動があって、卒業しても日本舞踊続けたいなと思い、入りました。

(鷲津さん)もともと、日本文化に興味があって、大学で始めました。

 

-早稲田には他にいくつも伝統芸能のサークルがあると思いますが、迷ったりしませんでしたか?

 

(鷲津さん)楽器とか結構難しいイメージがあったんですけど、日本舞踊は「自分の体一つで踊る」というところに魅力を感じて、楽しんでいます。

先輩も先生も優しく、仲の良いサークル

-日本舞踊研究会は、どういう雰囲気のサークルですか?

 

(田中さん)優しい人が多いですね。女の子が多いので、みんな打ち解けておしゃべりが楽しいです。

東京ディズニーシーにて

普段のお稽古は、基本はひとつ上の先輩に振りを教えていただくのに加えて、必要に応じて映像を見て自主練習もします。

月に二回、先生がいらっしゃるお稽古のときは、先輩から教わった振りを先生にお見せして、そこで振りを変えたりだとか、修正していただいたりします。

先生の西川箕乃助先生は日本を代表する日本舞踊家のお一人なのに、すごく優しくてフレンドリーです。

-ありがとうございます!先輩も先生も優しいんですね。

早稲田大学日本舞踊研究会の年間行事

-年間行事について教えていただけますか?

 

(田中さん)5,6月には新入生と浅草に浴衣とお扇子を買いに行く「浅草ツアー」があります。

そして7月には「浴衣会」があって、私たちが西川流のお稽古場に行って、西川流のお弟子さんと一緒に踊りを披露し合います。

 

ーさっそく披露する機会があるんですね。新入生も踊るんですか?

浴衣会の様子。会の終わりにはお食事会も

(鷲津さん)はい。1年生は始めは基礎から練習するので、浴衣会は5分くらいの短い曲をやります。

 

(田中さん)浴衣会の曲は決まっていて、1年生は「召せや」、2年生は「松の緑」、3年生は「蓬莱(ほうらい)」です。

 

(鷲津さん)3年生の11月で一応引退ということになるので、4年生は踊らないんですけど、浴衣会にはお手伝いに行ったりします。

 

-そのころから就活で忙しいですもんね。

千葉・銚子合宿にて

(田中さん)8月の終わりくらいには千葉の銚子に合宿に行って、11月のはじめに学園祭の「早稲田祭」があり、同じ月の下旬に単独公演「稲扇会(とうせんかい)」があります。

稲扇会(とうせんかい)

(鷲津さん)4月以降に上級生が新歓と新入生の指導に集中できるように、2月に集中練がありますね。

主な年間行事

4月 新歓活動
5月 新入生浅草ツアー。浴衣、扇子購入
7月 西川流お稽古場で「浴衣会」新入生の初舞台
8月 千葉・銚子合宿
11月 早稲田祭
単独公演「稲扇会(とうせんかい)」。3年生引退
1月 西川箕乃助先生と新年会
2月 上級生集中練

西川箕乃助先生・ご家族と新年会

-鷲津さんは、昨年、ご自分の代でなにか「これをやろう!」とこれまでにないことをやったりされたことはありますか?

 

(鷲津さん)先輩の代から声をかけていただいて、リーガロイヤルホテルで行われた国際会議のパーティーで、日本舞踊を披露しました。終わったら人がどんどん集まってきて、一緒に写真撮って、ってすごく言われましたね。あとは、前の学年から引き継いだものを途切れさせないように次に伝えなきゃ、という気持ちで頑張りました。

 

-なかなかできない体験ですね!田中さんは、これからご自分の代で、やりたいことはありますか?

 

(田中さん)部員で遊びに行く企画をこれまで以上に作れたらいいなと思います。今までも部員全員で春休みに江の島に行ったりしているんですけど、そういうものが夏休みとかにもできたらいいなって思います。今年はコロナでどうなるかわかりませんが。

大学の日本舞踊サークルの良いところは「気軽に始められること」

-大学生という時期に、日本舞踊サークルに入るといいことは何だと思いますか?

 

(田中さん)ハードルが低くくて、初心者でも気軽に始められることはすごく意味があると思います。

日本舞踊は敷居が高いイメージがあると思うんですけど、大学のサークルということで気軽に始められると思うんです。早稲田大学日本舞踊研究会の部員も大学から始めた人ばかりですし、初心者でも入りやすいと思います。

お金も、お稽古代と衣装代と、かかってくると思うんですけど、このサークルは大学生でも無理なく払える金額です(半期3,000円(新入生は最初の半期無料)、先生のお稽古代1,500円/月、浴衣会3,000円。年間約3万円)。

 

-確かに、普通に習おうと思ったら、月謝と発表会代などを平均しても毎月1万円はかかるので、その金額で習えるのは学生ならではですね。

毎年恒例の浅草ツアー。先輩がお店を教えてくれて、お稽古用の浴衣などをそろえる

-他の大学にも日本舞踊をサークルがありますが、早稲田大学日本舞踊研究会が他と一番違うところはどこですか?

 

(田中さん)やはり先生がすごい方で、濃い指導を受けられることですね。

それと、このサークルは無理なく日本舞踊を楽しめるように、ということを考えていますので、部員が授業とか、勉強が大変な時はそちらを優先できるようにしています。

 

-忙しい学生にはそういうポリシーはありがたいですね。

新入生に伝えたい「日本人には日本舞踊があるじゃないか」

-最後に、これから日本舞踊をやるかもしれない学生さんに対してメッセージがあれば、お願いします。

 

(田中さん)新歓のキャッチコピーが「日本人には日本舞踊があるじゃないか」なんです。

早稲田はサークルが多くて、ダンスサークルも色々あるけれど、「せっかく日本にいるんだから、日本舞踊やってみない?」という意味を込めています。

こんな感じで、日本文化が知れるサークルに入って頂けたらいいなって思います。

-本当にそうですね。本日はどうもありがとうございました!

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